一人親方の資金調達

資金繰り

一人親方にとって資金繰りは死活問題です。

場合によっては取引先の支払いが悪く、仕入れの資金が枯渇してしまうこともあります。

会社で働いていた頃はそんな資金繰りなんて考えたこともなく、一人親方になって突然現金があるかないかで苦しむことになってしまいます。

特に建設業は売掛の期間も長く、手形の支払いが2ヶ月3ヶ月先なんてこともある。

そして資金調達といえば、独立するための初期投資もある

このような一人親方の資金繰りについて解説していきます。

一人親方の資金調達の考え方

会社員のころは資金繰りのことなんて一切考える必要がありませんでしたが、一人親方になればそうもいきません。

なぜなら個人事業主になるので、売上はあっても現金が入ってくるには数ヶ月先のこともあるからです。

売上は立っているのにお金は支払えない。なんてことにもなりかねません。毎月の売上があるから大丈夫ではないんですね。

ですから資金調達して、現金が十分にある状態での経営を作っていきましょう。現在は利率も安く、借りていても負担になるような金額ではありません。

そして、もし「あれがあったらもっと仕事引き受けたられるようになるのにな」とか「これがあったらもっと仕事時間が短縮できるのに」と思っても現金がない。

なんて時も、資金調達して工具や設備を購入すっればもっと安定経営に持っていける可能性もあります。

初期投資

まず資金調達を考えるとき、必要なのは初期投資です。

一人親方はほとんどの場合が、独立をしても当分は今までと同じ環境で働くことになります。

所属していた会社に仕事をいただくことがほとんどでしょう。

ですので初期投資というのはそこまで必要がないかもしれません。

しかし事業ある程度広げて行こうと思ったり、従業員を雇う場合はそうも言ってられません。

従業員がいれば移動のクルマも必要かもしれませんし、大きな仕事をとるためには設備が必要になってくることもあります。

そんな時十分な資金があれば買って仕舞えばいいですが、そこまで計画的にしている場合は少ないでしょう。

そして計画的に資金を溜めていたとしても、購入してしまうと現金が少なくなってしまうので不安という場合もあると思います

そんな場合は初期費用の資金調達をおすすめします。

というのもお金があったとしても、事業拡大のための投資資金であれば、運転資金と比べて比較的資金調達がしやすいからです。

今現状で現金があるとしたら、無借金経営をめざすより、現金が豊富にある経営を目指した方がいいでしょう。

初期投資の費用は、

  • 事業経験
  • 仕事の見込み
  • 投資のリターン

があれば、借りれます。

どのように証明するかというと事業計画書ですね。

どんな事業をして、見込み客はどこで、どのくらいの売上予想で、どのくらい利益が出るから、毎月どのくらい返済できるから、この金額を○年以内に返済できる。

といった内容の書類です。

一人親方であれば明確に取引先や、売上予測もたちやすいはずなので、事業計画書作成は割と簡単なはず。

これがあれば、資金調達が可能です。

運転資金

続いて運転資金ですが、初期費用と比べると融資が折りにくい傾向にあります。

運転資金とは事業を運転していくうえで必要なプール金のこと。

例えば請求書を送付しても場合によっては、入金が数ヶ月後なんてこともあるわけです。

そこでの売上が毎月30万円だとして、材料が15万円かかってたとします。そうなると売上が手元に来るまでに売掛金が45万円にもなり、手出しをしていかないといけません。

このような資金を事業全体で考えて必要になる資金が運転資金。

運転資金がどれほどあるかによって経営の健全さは変わってきます。これがなければ黒字なのに経営が成り立たなくなる場合もあります。

しかも運転資金は売上が伸びれば伸びるほど、高額になっていくので、計画的に調達しておかないと、赤字になってしまってからでは安易に調達できなくなってしまいます。

よく赤字になったら銀行が貸し剥がしに来る、という経営者もいますが、経営というのは赤字にならないために借金をしてでも売上を作っていく必要があるのです。

ですから無借金経営が正しいのではなく、その時の売上に応じて的確に借金をして運営していきましょう。

特に運転資金は黒字でないと借りれない場合が多いため、事業が大きくなっている場合は早めに調達しておくのが良いです。

一人親方の資金調達先

一人親方といっても、立派な個人事業主です。

資金調達はどの業界でも方法は変わりません。

資金調達の基本は日本政策金融公庫です。

そしてその他にも、いくつかご紹介します

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は通称「国金」とも呼ばれています。

国が100%出資している株式会社でで、国が運営している金融機関と言っていいでしょう。

参考【日本政策金融公庫】

日本政策金融公庫はおそらく一番お金の借りやすい資金調達先です。

とくに建設業などでは売上の予想もたちやすいため、事業系計画書や2年以上の確定申告もしくは決算書があれば、手続きが可能。

そしてもし事業計画所などの書き方がわからない場合でも、相談をすれば書き方を教えてくれたり、場合によっては紹介してくれたりもします

建設業の一人親方で資金調達が必要になったらまず一番最初に相談すべきなのが、日本政策金融公庫です。

信用金庫

もし日本政策金融公庫の審査が通らなかった場合、相談すべき先は信用金庫です。

このあと紹介する銀行よりも審査にとおりやすいと言われています。

というのも信用保証組合の保証が受けられるなら、融資が降りるからなんですね。

基本的に二期分の所得証明もしくは、決算書が必要ですので、確定申告には不備がると申請できません。

銀行

銀行も融資をしてくれる企業ですが、基本的には個人事業主の資金調達には向いていません。

なぜなら審査が厳しいからですね。

銀行で融資が受けられるなら、日本政策金融公庫か信用金庫で借りられる場合がほとんどです。

挑戦してみる価値はありますが、そこまで期待しない方がいいかもしれません。

個人事業主のビジネスローン

もしどこも融資がおりないのであれば、ビジネスローンに頼りましょう。

銀行や日本政策金融公庫に比べると利率が高く5%~10%程度です。

ですので、長期で借りることはおすすめできません。

計画的に売上を予測して、短期的な融資で乗り切れるのならビジネスローンを頼ってもいいと思いますが、長期的に借りる場合は金利が重く乗りかかります。

例えば銀行からの融資をうけていて、返済のためにビジネスローンをかりるのであれば、銀行に相談して数ヶ月間返済の猶予をもらった方がいいでしょう。

相談をすれば、返済計画を変更してもらうことができるのは覚えておいてください。

クレジットカードのキャッシング

ビシネスローンでも借りれなかった時の、最終手段ですが今持っているクレジットカードのキャッシングを使う方法です。

利率はビジネスローンより高いため、絶対におすすめはできません。

1ヶ月以内に返せる見込みがあるなどでない限りは手を出さない方が無難です。

ファクタリング

最後にご提案させていただくのがファクタリングです。

ファクタリングとは融資ではなく、売掛金の現金化です。

ファクタリング業者はたくさんあって、売掛金を買い取ってくれるものです。

手数料は安い場合は1%程度、高い場合は30%。

2社ファクタリングと3社ファクタリングが存在していて、3社の場合は手数料が安いのですが、売掛先企業を含めてファクタリング契約を結ぶ必要があります。

それに対し2社ファクタリングは、売掛先企業との契約は必要ありませんが、手数料が最大で30%とかなり高くなってしまいます。

3社で契約を結べる場合はいいのですが、2社の場合はおすすめはできません。

資金調達は健全経営しているうちに

一人親方として働き始めた時、最初は無駄だと思っても健全経営のうちからお付き合いをしておきましょう。

そうすることで困った時に助けてくれる存在となります。

そして赤字んなってしまう、資金がショートする前に資金調達をする必要があります。

多額の投資をする場合も、現金を使わずまずあ融資を受けながらゆっくり返していくこと。現金が足りなくなると一気に経営は苦しくなります。

現金に困らないためにも、計画的な行動を心がけてください。

埼玉労災一人親方部会

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