とび工事業の一人親方の年収や仕事内容は!?

とび工事業で一人親方の年収は、建設業の中では高い方です。

ただそれでも一人では限界があって、高い年収を狙おうと思うと、一人親方ではなく職人を雇い親方として組織化する方法があります。

高所での作業を行うので怪我の心配もあります。

とび工事業がどのような仕事で、どのような資格があれば年収をあげられるのか。そして仕事のメリットやデメリットについてもかいていきます。

とび工事業の一人親方ってどんな仕事?

とびとは建設現場にて高所で作業する人たちのこと。実際にはそれだけではありませんが、一般的な建設現場においては足場を組み立てる作業員のことをさします。

建設現場で足場がなければ他の業種の作業員は、作業ができませんので大変重要な仕事です。

最終的に建築物を完成できるように足場を組み立てる必要があり、さらに建設後の足場の解体も含めて考えなければいけませんのでかなり頭も使います。

高い場所にまず足場を作る仕事のため、高所作業が多く怪我をする人は少なくありません。万が一のためにも労災は必須の業種といえます。

給料は建設業の中では比較的高く、熟練した一人親方であれば日当で2万円を超えることも多いでしょう。

とび工事業の年収は?

とび工事業の年収の平均は630万円(2018年度)です。

中卒の場合は高所作業ができないため少し下がりますが、学歴による差はほとんどありません。年齢層でわけて見てみると

  • 20代 22~28万円/月
  • 30代 25~31万円/月
  • 40代 29~35万円/月

という具合で年齢によって月収はあがっていく傾向です。

一人親方になった場合はもう少し高く、年齢に関係なく年収で600万円前後で、一人親方を卒業して職人を数人雇うようになれば年収1000万円も可能です。

とび工事業の一人親方が取得すると有利な資格

一人親方は自分のできる仕事内容が増えれば、日当があがったりもらえる仕事が変わります。

とび工事業において取得すると有利になる資格も紹介しておきましょう。以下の3つがとび工事業にて有利に働く資格です。

  • 足場組立等作業主任者
  • 玉掛け技能資格
  • 安全衛生責任者教育の講習受講者

足場組み立て等作業主任者は確実に必要な資格ですし、玉掛けを持っていれば呼ばれる現場が増えるかもしれません。安全衛生責任者教育の講習をうけていることも大手ゼネコンの現場では必要でしょう。

特殊なとび職

資格は必要がないけれど、特殊なとび工事業があります。

専門分野でかつ人数も少ないため、この種の手に職があれば確実に食っていけて、さらに一般のとび工事業とくらべて年収でも差がつけられます。

具体的には

  • 鉄骨とび
  • 重量とび

などの種類があります。

鉄骨とびとは

鉄骨とびは都会の高層ビルの建設に必要不可欠な仕事で、地上数十メートルから数百メートルで鉄骨を組み立てる作業を行う人のこと。

高所にて資材の搬入から、柱を建てて梁をつないでいく。そして実は高所での作業だけでなく、地上にて重量物である鉄骨をクレーンにてあげるための玉掛けをしているのも鉄骨とびの1つです。

特殊な仕事ですが、高層マンションや高層ビルなどが立ち並び、次から次へと新しいビルが建っていく現代ではとても大切な仕事で仕事がなくなることもないでしょう。

重量とび

重量とびは、高所での作業だけでなく大きな物や超重量物の移設を行う仕事です。

さまざまな道具を用いるため、力仕事だけでなく経験や技術が大きく影響する仕事です。一人前になるには相当な時間が必要です。

工場や建物の中に大型の機械を設置したり、橋などの設置などでも重量とびは活躍します。これも特殊な仕事ですが、常に需要があり仕事がなくなることもないでしょう。

とび工事業で一人親方として働くメリット

とび工事業で一人親方として働くメリットは、建設業が続く限り仕事がなくならないこと、そして組織化しやすいことがあります。

もちろん一人親方としてや、どこかの会社に入って堅実に働くこともできます。

そして元請になりやすいという面もメリットになるでしょう。

建設業において年収をあげるのに重要なのは元請になること。とび工事業からであれば、組織化して元請になるのも可能で、将来の選択肢が多いことがとび工事業のメリットでしょう。

とび工事業はこれからもとても忙しい

とび工事業はどんな建設業でも必要で、足場がなければ建物は建てられません。確実にこれから先も仕事があり続けるでしょう。

日本では一軒家に憧れが強いのでいつまでも立ち続けます。そして高度成長期に建ったビルも今は老朽化が激しく、建て直しや修繕は必須。リフォームや改築でも足場は必要なため、仕事がなくなることはありません。

そして東京オリンピックの需要がなくなったらどうなるのかについても触れておきます。

東京オリンピックが終わっても、次は大阪万博がありますし、各地でIR事業(カジノ)も活性化していきます。その度に街ができて、住宅も建つので2030年代まで仕事は減らないでしょう。

組織化して元請になれば年収1000万円も超えられる

もしとび工事業として年収を大幅にあげたいのであれば、一人親方から組織化するべきです。

一人親方では自分の単価を超えることができず、とび工事業としては単価にも限界があります。その限界を超えるには組織化しかありません。組織化して仕事をとってきて、従業員に仕事を与えるのです。その中から給料を支払い、自分の収入にかえていく必要があります。

そしてもっと超えるのであれば、元請になる必要もあるでしょう。

元請になれば様々な職人さんとのやりとりが生まれ、自分が現場に建つことはほとんどなくなりますが、もっと収入を増やせます。

もちろんリスクもありますが、組織化するリスクを取らなければ収入を増やすのは難しいでしょう。

とび工事業のデメリット

とび工事業のデメリットは、高所作業による怪我の心配があります。

高いところはつねに怪我と向き合わなければいけません。

もちろん怪我をしない人の方が多いのですが、高所から滑落した場合は重症になる可能性が高いです。そして足場を組むので、現場は夏の炎天下や冬の極寒の中でも作業しなければならない。

そして仕事内容は体力仕事というデメリットがあります。

とび工事業の一人親方のまとめ

とび工事業では、年収の面でも将来の自由度においても、一人親方として働くのがおすすめです。

人間関係を壊さない限り、仕事で困ることはないでしょう。足場がない建設現場はありません。必ず足場を組まなければ建物は建ちません。絶対になくならない仕事と言えます。

ただし高所作業が多く、怪我の怖さについて考えなければいけない職業です。

命の危険があることも考え、一人親方でも労災の特別加入や生命保険についてはしっかりと考えて加入するべきです。

そして収入を増やしたければ、やる気次第で組織化や元請になれば、かなり年収をあげられます。

 

一人親方の労災の特別加入についてはこちら↓
一人親方労災 特別加入制度

一人親方の保険の考え方について↓
一人親方が加入すべき生命保険

 

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