一人親方が土建組合に加入するデメリットとは

健康保険や一人親方の労災の特別加入のために土建組合に加入を勧められることはありますよね?

でも土建組合ってなんなの?建設国保じゃダメなのか、国民健康保険でもいいのではないかなどの疑問にお答えします。土建組合は人間関係が苦手な人は入らない方が無難でしょう。

活動や会議などに積極的じゃない団体もありますので、そういった団体を選ぶことをおすすめします。

このページでは土建組合のメリットとデメリットについてお話しします。

土建組合とは

土建組合とは、建設業界の労働者が入れる労働組合です。

各地に支部があり、自分の地域にある土建組合で加入をします。

労働組合とは、労働者と会社では立場的にどうしても会社の方がつよくなってしまうため、給料などの交渉ができなくなります。通常の労働者の場合はその企業ごとに労働組合があるものなのですが、建設業界は元請と下請けや二次請など、一般の会社と比べると、複雑な関係です。

1つの会社に雇われているわけではなく、一人親方などもいます。

一人親方は基本的に個人事業主なので組合などは関係がないはず。それでも労働組合があるのは、一人親方であっても実質の労働者であると認められているという部分があるからです。

このようにして団結し、一人親方も労働組合として自分の収入や仕事を守れることに繋がっています。

土建組合のメリット

土建組合に入るメリットは土建国保に加入できることです。そして労災などの保険の手続きをやってくれるところでしょうか。

土建国保は国民保険に比べて値段が安いというメリットもありますが、建設業界には建設国保も存在しますので、健康保険を理由に加入する必要はないように思います。

そして労災などの保険の手続きをやってくれる件もメリットではありますが、一人親方部会などでも行なってくれるのが通常です。自分では手続きを行えない仕組みなので。

メリットはあるのですが、わざわざ高額な組合費を支払ってまで加入すべき必要性はないように感じます。

この他にも、建設業界でのつながりができること、結婚をされているなら奥様たちのつながりができることも、人によってはメリットになります。

(苦痛を感じる奥様も多いようです)

土建組合のデメリット

土建組合はメリットもありますが、もちろんデメリットもたくさん存在します。

  • 組合費が高い
  • 土建国保に通院中や入院中の人は加入できない
  • 交流を求められる
  • 会議への参加
  • 参加時にしか納付できない
  • 青年会への出席

というデメリットがあるのでご紹介しましょう。

組合費が高い

土建組合の組合費は5000円~8000円/月です。

年間で60000円から100,000円ほどかかる計算です。

割とバカにならない値段です。

健康保険だけなのであれば、建設国保がありますし、労災保険は一人親方部会でも加入できます。建設国保は一人親方部会などで加入できるので、年間の会費はもっと低い。

組合費が高いことが1つ目のデメリットです。

土建国保に通院中や入院中の人は加入できない

まず1つ目は現在治療中であれば土建国保に加入できません。

例えば入院中や通院中で薬をもらっている場合などは、土建国保の加入を断られる可能性があります。

本来、国民皆保険の趣旨から保険運営者が、病気を理由に加入を断ったり、また病気になったら脱退させたりすることは許されないことですが、土建国保は昔から、また現在もそのようなことをしています。

土建以外の建設系の国保組合では、本人や不要家族が病気でも加入できますし、ましてや病気になったからといって脱退させられたりはしません。

病気のための保険なのに、これでは本末転倒です。

交流を求められる

労働組合などの特徴として、組合内での交流を求められることはよくあります。

会合や活動などに顔を出す必要が出て来たり、現場でも先輩後輩の間がらが強くなります。

土建組合の本質は、大手ゼネコンなどとの交渉をするために存在します。そのためにはデモ行進を行なったり組合総会などもあり、参加の必要もあるでしょう。

会議への参加

「組合員は班会議に参加します。」

という標語があるぐらい、毎月一度の会議に出席することを重視しています。

でなければ退会させられたりはしないでしょうが、それでもなんども欠席していると周りの目が痛くなって来るでしょう。

参加時にしか納付できない

極め付けのデメリットは会議の参加時にしか月会費を納付できない支所もあるというところ。

強制的に班会議に出席させるために、会費の納付をその時にしかできないように設定しています。

班会議に行かなければ支払うことができず、支払いがなければ未払いとされる理不尽があります。

参加できない場合もあるはず。それでもなんとかしてその日に納付しに支所にいかねければならない時が発生します。

加入前に支所ではどのような納付方法があるのか確認をとることをオススメします。

集金に行かせられることも

土建に対する加入者の不満の中で、もっとも大きいものは、自分以外の他の一人親方、職人の会費や保険料の集金に行かされることです。

現在ではすべての土建支部でそのようなことをしているわけではありませんが、未だに、旧態依然のやり方をしている所も多いと聞きます。

青年会への出席

最後に青年会への出席です。

青年会は地域によって活動は変わりますが、埼玉県の土建組合のHPではこのように書かれています。

自分たちで企画して、スキーやスノーボード、フットサルなどのスポーツから、豪快なバーベキュー、地元の祭り出店などなど「みんなが楽しい」をモットーに活動しています。また、全国や県内の他団体とも交流を深めています。引用:https://www.saitama-doken.or.jp/about/kai/

このように様々なイベントを企画しれており、年齢が若ければ幹事などをお願いされる可能性も十分にあります。

青年会への加入も強制ではありませんが、年齢によっては半ば強制的に加入させられて、出たくもない活動に参加しないといけないケースもあります。特に、若い人はSNSで、緩い繋がりで満足している方が多いのでこのような活動に参加するのは苦痛に感じるでしょう。

土建組合は保険が安くなるけれど、面倒なことは増える

土建組合のメリットは健康保険が安くなること、そして労働組合として交渉ができることです。しかしその分以上に組合費が高いと言えるでしょう。

さらに青年会の活動や班会議など、面倒なイベントも増えてしまう場合もあります

労災の特別加入や健康保険の費用のためなら、他の建設国保や一人親方部会などに頼る方法をオススメします。

 

一人親方の労災保険のご加入のお問い合わせはこちら

埼玉労災一人親方部会 https://www.saitama631.com/

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