一人親方の帳簿の付け方

一人親方になって年を越すと、確定申告という面倒なイベントが待っています。

現場の仕事はお手の物でも、事務作業はやったことがない。一人親方にはそんな人が多いのではないでしょうか。

スマホは触っても、パソコンはほとんど操作しない、もしくは持っていないかもしれません。しかし今では帳簿をつけるのに苦労はしません。「エクセル?ワード?なにそれ?」そんな人でも帳簿はつけられます。

細かいことは抜きにして、パソコンや事務が苦手でもできる、帳簿の付け方について書きました。

帳簿の付け方は簡単である

まず知っていただきたいのが、帳簿の付け方は簡単だということです。

税務署では「帳簿記帳の仕方」という、パンフレットを出しています。読んでいただければわかるのですが、とっても難しい書き方をされていて、読む気も失せますよね。

まるで家電についている辞書みたいに分厚い取扱説明書のようです。これを読まないと帳簿つけられないと思うと、うんざりしますよね。ただでさえ面倒なのにさらん億劫になる。

でも考えてみていただきたいのですが、はじめて買った家電を使う時に取扱説明書って読みますか?きっと最初の設定だけ読んであとは直感で使っているはず。

帳簿の付け方も現代では直感でできるようになっています。

スマホやパソコンを使えば誰にだってできます。最初の少しだけ説明書を読みながら、初期設定が必要です。
しかし初期設定だけ乗り越えればあとは簡単。経費や売上を入力していくだけで知識は必要ありません。

では具体的にどんな方法があるのか紹介していきます。

帳簿の付け方の選択肢

帳簿の付け方には選択肢が4つあります。

  • 手書き
  • 会計ソフト
  • スマホアプリ
  • 税理士

今でも手書きで帳簿をつけている事業所はあるかもしれませんが、手書きは専門的な知識が必要なため大変だと思います。

帳簿付けは足し算と引き算しかしません。しかしなにをどこに足して、なにをどこから引くのか。これが難しい。難しくないのかもしれませんが、勉強する時間がありません。

なんども確定申告をやっていますが、そんな知識がなくても帳簿をつけられるのです。

なぜなら会計ソフトやスマホアプリが勝手にやってくれるからです。

会計ソフトを利用する

帳簿をつけるためには、パソコン用の会計ソフトが一般的です。

代表的なものに

  • やよいの青色申告
  • ワクワク財務会計
  • 現金出納帳

などがあります。

会計ソフトを購入してパソコンにインストール。そして領収書や請求書などを出してきて、科目ごとに日付や金額を入力していきます。

そうすると自動的に帳簿つけができています。

会計や簿記の知識なんてなくても、会計ソフトを使えば、どの経費がどの科目かさえがわかれば、帳簿はつけられる。

実際にとりかかってしまえばとても簡単です。

スマホアプリを利用する

パソコンの会計ソフトの他に、ここ数年出てきているのがスマホアプリです。

代表的なものに

  • freee

というアプリがあります。

結果として帳簿ができて確定申告の書類もできるので、プリントアウトして税務署にもっていくだけ、という点ではパソコン用の会計ソフトと同じです。

しかしスマホアプリはもっと簡略化できます。
スマホアプリで領収書の写真を撮るだけで経費として計上できる。

しかもデータとして保管できるのでレシートの保管も必要なくなる。なんども計上しているお店のレシートは登録されているので、科目までも自動で決めて計上されます。

銀行口座と連携させれば、振り込まれた売上金や、振り込んだ経費も自動で検出して、自動的に帳簿につけられます。事業用のクレジットカードをつくって連携すれば、口座と同じように連携して経費を自動検出して帳簿につけてくれます。

ですからアプリを設定しておけば、普段やるべきことは、現金で支払った経費のレシートや領収書を写真でとってアップロードするだけ。これで自動的に帳簿がつけられていきます。

そして確定申告の時期には、細部の情報を入力して、修正をし必要書類をプリントアウトするだけ。

スマホアプリを使った帳簿つけが1番簡単だと言えるでしょう

税理士に依頼をする

会計ソフトもスマホアプリも手書きも俺にはできない!

という方は素直に税理士に依頼をしましょう。

帳簿つけも確定申告も、控除の申請などもすべて行なってくれます。一人親方であるあなたがやるべきことは領収書や請求書などの管理のみ。

保管しておいた書類を税理士にわたして、依頼するだけです。もちろん費用は必要ですが、勉強する必要がなく時間もかかりません。
パソコンやスマホや数字が苦手な人にとっては税理士に依頼するしかありません。

ただ会計ソフトやスマホアプリで帳簿つけができる人でも、確定申告時にこのまま提出していいか自信がもてないという問題があります。その場合に最終の確認と手続きだけは税理士にお任せするという方法もあります。

白色申告で帳簿を簡略化もできる

確定申告には青色申告と白色申告があります。

ここまでは青色申告の帳簿の付け方について書いてきました。

実は白色申告にすれば帳簿付けが簡略化できます。

ただし白色申告では、青色申告特別控除や専従者給与を経費に計上できないというデメリットがあります。そして銀行との付き合いにおいても白色申告は信用が低いと言われていますので注意が必要です。

白色申告と青色申告の詳細は建設業一人親方の確定申告の方法!青色申告と白色申告の違いを解説!に書いています。

パソコンかスマホ慣れている方で帳簿をつけよう

一人親方が帳簿をつけるとき、1番楽なのはスマホアプリを使った方法です。

しかしスマホの小さい画面で操作するのは疲れる、もしくは慣れていないという方もいるでしょう。その場合はパソコン用の会計ソフトをおすすめします。

スマホの方が楽ですが、わざわざストレスを抱える必要はありませんから。

もちろん手書きはおすすめしません。手書きで帳簿をつけるには相応の知識が必要です。もしどうしても手書きがいいんだという場合は、青色申告ではなく白色申告にするとかなり簡略化されるのでおすすめです。その代わり税法上のメリットが受け取れませんのでご注意を。

そしてパソコンもスマホも苦手だという方は、自分で帳簿をつけるのは諦めて、税理士に依頼することをおすすめします。

埼玉労災一人親方部会では簡単な税務相談、税理士の紹介も

埼玉労災一人親方部会では、一人親方様の簡単な税務相談も行っています。専門的な事項については税理士の見解をお伝えすることもできます。また、会計記帳の代行業者の紹介、税理士の紹介もできます。

 

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