# 現場で倒れた日…一人親方だった私が労災保険に感謝した理由

突然のことでした。何の前触れもなく、いつもと変わらない作業をしていた現場で、私は意識を失って倒れてしまいました。

あの日は夏の暑い日でした。埼玉県さいたま市の建設現場で、一人親方として足場の組み立て作業をしていました。朝から気温が上がり続け、日差しが強烈だったことを覚えています。「少し休憩しよう」と思った矢先、突然視界がぼやけ始め、次の瞬間には意識が遠のいていきました。

目が覚めたのは救急車の中。救急隊員から「熱中症で倒れていましたよ」と告げられ、現実が飲み込めませんでした。一人親方として働き始めて5年目、体調不良で仕事を休んだことはほとんどありませんでした。

病院での診断は「重度の熱中症と脱水症状」。医師からは「もう少し遅ければ命に関わっていたかもしれない」と言われ、ゾッとしたことを今でも鮮明に覚えています。

入院は1週間に及びました。その間、頭の中はお金のことでいっぱいでした。一人親方として働く私には会社勤めのような保障はありません。仕事ができない間の収入はゼロ。さらに医療費や生活費のことを考えると、不安で夜も眠れませんでした。

そんな時、病院のソーシャルワーカーが教えてくれたのが「一人親方労災保険特別加入制度」のことでした。実は私、この制度に加入していたのです。加入したきっかけは、以前参加した建設業の安全講習会。そこで埼玉土建国民健康保険組合の方から「万が一のためにも労災保険に加入しておくべきだ」と強く勧められ、「まあ保険だし」と軽い気持ちで加入していました。

労災保険に加入していたおかげで、休業補償や医療費の保障を受けることができました。もし加入していなければ、治療費だけでも大きな負担になっていたでしょう。さらに、働けない期間の生活費まで考えると、おそらく借金をせざるを得なかったと思います。

退院後、労災保険の請求手続きをしました。初めての経験で戸惑いましたが、埼玉土建の担当者が丁寧に対応してくれました。申請から約1ヶ月後、補償金が振り込まれた時は本当に救われた気持ちでした。

この経験から私が学んだことは、一人親方として働く場合、自分の身を守るための備えが絶対に必要だということです。会社員とは異なり、一人親方は自分で全てを管理しなければなりません。怪我や病気で働けなくなれば、その期間の収入はゼロになります。

私の場合は熱中症でしたが、建設現場では様々な危険と隣り合わせです。高所からの転落、重機による事故、材料の落下など、常にリスクがあります。一瞬の不注意が取り返しのつかない事態を招くこともあるのです。

労災保険に加入していなかったら...と考えると今でも背筋が凍ります。医療費の負担、働けない期間の収入減、場合によっては後遺症が残れば長期的な収入減少も考えられます。一人親方として働く以上、こうしたリスクと向き合わなければならないのです。

埼玉県内で一人親方として働いている方々、特に建設業に従事されている方々に伝えたいことがあります。労災保険の特別加入制度を利用してください。毎月の掛け金は決して安くはありませんが、万が一の時の安心を買うと思えば決して高くはありません。

埼玉土建国民健康保険組合では、一人親方向けの労災保険特別加入制度の手続きをサポートしています。加入方法や掛け金、保障内容など詳しい情報を教えてもらえます。私のように「まさか自分が...」と思っている方こそ、備えが必要なのです。

現在、私は完全に回復し、再び現場で働いています。あの日の経験から、水分補給をこまめにしたり、休憩をしっかり取るなど、自分の体調管理により気を配るようになりました。また、同じ現場で働く仲間にも労災保険の大切さを伝えています。

一人親方として働くということは、自由である反面、全ての責任を自分で負うということでもあります。その責任の中には、自分自身の身体と生活を守ることも含まれます。労災保険はその大切な防衛策の一つなのです。

倒れた当時は「なぜ自分が...」と思いましたが、今ではあの経験が貴重な教訓になったと感じています。この記事を読んでいる一人親方の方々、特に埼玉県内で働いている建設業の方々、ぜひ労災保険への加入を検討してください。

備えあれば憂いなし―この言葉の重みを、私は身をもって学びました。

一人親方の労災保険のご加入はこちらから
埼玉労災一人親方部会 https://www.saitama631.com/
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