一人親方労災保険 後払いはやめた方がいい理由

後払いの理由

一人親方労災保険に加入するときに、保険料を後払いで加入できないかという相談を受けることがあります。

昨今では、一人親方労災保険の後払いが可能な労災団体もあるようです。実はかつて埼玉労災一人親方部会でも、ご加入時、前払いの保険料のお支払いを後払いに出来ないかと検討したことがありました。

そのためには、信販系の金融会社と契約する必要がありました。

後払いの仕組みとは

公的な特別加入労災保険とは言え、保険という性質上、保険料を払い込んで保険開始が大前提です。

ですから、もし後払いを実施すると、誰かが保険料を一時的に立て替えて国に納入する必要があります。

信販系の金融会社が後払い加入希望の一人親方様の個人信用情報を審査してOKが出たら可能となる仕組みです。

埼玉労災一人親方部会で、金融会社と話し合ったときに、業種的に一人親方の信用スコアが低く、引き受けることが出来ないという結果でした。

※参考 NP後払い      後払い.com

後払いを希望する人はどんな人?

すぐ加入しなくてはならない状況で、現金やクレジットカードがあればそれらを使用して労災保険に加入するはずです。

それでは、一人親方労災保険に後払いで加入希望の人とはどんな人でしょうか。急に加入する必要が生じ、たまたま保険料を支払う現金の持ち合わせがなく、かつクレジットカードも持っていない人ということになります。

後払いの落とし穴

こんなとき、ネットで検索したら「後払い可能」な労災保険団体を見つけて申込をしたくなる気持ちは理解できますが、世の中、そんなに甘くはないのです。

すぐには加入できない

今日、すぐ加入して労災保険番号が欲しいのに、後払いの場合は金融会社の審査があります。つまりこの審査に通らないと後払い出来ないのですが、審査が終わるまで手続きが出来ません。

すぐに労災保険に入りたい、今日中に労災の番号が欲しいという人には向かない方法です。

信用情報がブラックだと後払いできない

当然のことですが、過去にクレジットカードを延滞した人や現在も延滞している人、各種のローンを踏み倒した人は個人信用情報に事故情報つまりブラックリストに記録が載っている人は利用できません。

このような人に後払いを認めてしまうと、金融会社が損失をかぶるからです。

そして、さらに心配しなくてはならないことがあります。後払いを利用したい方の特徴ですが基本的に金銭にだらしがないので、その「後払い」もキチンと支払わない場合も考えられます。

後払いの支払いを怠るとブラックリストに載ってしまう

ブラックリスト

後払いの審査が通り、無事、労災保険に加入できても、当たり前の話ですが結局は、保険料等は支払うことになります。指定された期日までに、振り込みをするか、コンビニで支払いをします。そして大事なことですが、もし、この支払いを忘れてしまったり、また故意に支払わなかったら大変なことになってしまいます。

未払情報が個人信用情報に登録されてしまいます。いわゆるブラックです。

そしてひとたび情報が登録されてしまうと、たとえ後日支払いを精算したとしても7~10年間、ブラックとして情報が登録され続けます。

家もクルマも買えない、結婚も出来ない

ひとたび個人信用情報に未払の情報が登録されてしまうと、日常生活の中で様々な不都合が生じます。住宅ローンも組めなくなりますし、クルマのローンも通らなくなってしまいます。

スマホや賃貸住宅の契約も

携帯電話の契約も出来なくなることもありますし、家を買うどころか、賃貸住宅の審査にも影響してしまいます。

若い人だと将来的に結婚も視野に入ると思いますが、こんな状態ではとても結婚などできないでしょう。

後払いの労災保険料を支払わなかっただけで、様々なリスクを抱え込むことになります。

お金もカードも持ってないけど労災保険に加入できる方法

以上、書いてきたとおり、一人親方労災保険の後払いは、極力やめた方がいいと思います。それでは、急に現場で労災保険に入るように言われて、その時にお金もないし、クレジットカードも持っていない場合はどうしたらよいでしょう。

友達や同僚、家族に借りる

お金のないときはお互い様です。多少、恥を忍んでも借金を申し込むのも一手です。あなたに個人的な信用があり、仕事上、どうしても労災保険に加入しなくてはならない理由を言えば、相手も理解して貸してくれる内容だと思います。

元請けに立て替えてもらう

実は、意外と多いのがこの方法です。一人親方に仕事を発注する立場の元請けとしては、一人親方が労災保険未加入だと仕事が進まないわけですから、保険料を立て替えることが多いようです。

持っている手持ちの現金で頼んでみる

今、お財布の中にいくら現金が入っていますか?いくらなんでも無一文って事はないはずです。

もし数千円~小一万円あれば、労災保険団体に相談してみましょう。労災保険団体は基本、営利団体ではなく相互扶助の観点や精神で組織運営していることが多いのです。

(団体Dとか、Rとか、Hとかは知りませんが)

手元の資金を内金として、とりあえず短期間でも労災保険の加入証明書を出してもらうことが可能か、労災保険団体に相談してみましょう。

一人親方労災保険 後払いのまとめ

一人親方労災保険の後払いは、金融会社を通しての支払い方法となるため、利用できる人と利用できない人がいます。また、基本的にお金がなかったり、クレジットカードがない人が相手なので審査が厳しいときもあります。デメリットも多いので安易に利用しないことをお勧めいたします。

後払いを利用するくらいなら、労災保険の団体に無理のない支払い方法が可能か相談してみるべきです。

埼玉労災一人親方部会

一人親方労災保険のご加入の相談は埼玉労災へ:https://www.saitama631.com/

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