しゅんせつ工事業の一人親方労災保険 そして年収や仕事内容は!?

しゅんせつ工事業の一人親方労災保険 そして年収や仕事内容は!?

しゅんせつ工事業の一人親方労災保険は埼玉労災におまかせください。多数のしゅんせつ工事業の一人親方様に労災保険のご加入を戴いています。

しゅんせつ工事業は一人親方にとって、どんな仕事なのか、その年収と年収アップ方法は?そして下水道設備工事業の一人親方にとってのメリットやデメリットはどんなものがあるでしょうか?

しゅんせつ工事業の一人親方ってどんな仕事?

しゅんせつとは建設業上の表記では「しゅんせつ」とひらがななのですが、実際には漢字が存在しており浚渫(しゅんせつ)と書きます。

浚渫とはどういう意味なのかというと、「浚」「渫」ともに、水底をさらうという意味を持つ漢字です。

要するに、地上の工事ではなく、水底の工事であることは間違いなさそうです。

具体的な工事内容はというと、河川や港湾ないの水底をさらって整備する工事のこと。

いまいちなにをするための工事なのかピンときませんよね。

しゅんせつ工事というのは、船が通る道を整備する仕事のことです。

たとえば大型船が港に入ってくるときは、とても重量も重く、水面下数十mにも及ぶ大きさの船もあることでしょう。

そういった船が護岸に近づくためには、かなりの深さが必要です。この水深をコントロールして航路を作る。これがしゅんせつ工事の役割です。

たまたま深い場所に港を作っているのではなく、船が通れる道を工事によって作っているわけですね。

しゅんせつ工事の種類

しゅんせつ工事には大きく分けて

  • ポンプしゅんせつ
  • グラブしゅんせつ

の2つの工事方法が存在します。

ポンプは読んで字の如く、ポンプを使って土砂を吸い出す方式です。

しゅんせつ船という船が存在し、工事を行う場所にポンプを設置して吸い上げます。

そしてもう1つがグラブしゅんせつ。グラブしゅんせつとは大きなハサミを海底に沈めて、掴み取る方式です。

ポンプ式に比べてグラブ式のほうが、狭い場所での作業もできてより海底のしゅんせつ工事ができます。

しゅんせつ工事業の年収は?

しゅんせつ工事業の年収の平均は420万円(2018年度)です。

建設業の平均と比べると少し高く、日本人の平均年収と同じ程度。

あくまでも平均ですが、年齢別の平均月収を比べてみると、幅が広く技術や経験によって年収は大きく変わってくるようです。

年齢による、会社にお勤めのしゅんせつ工事工事業の平均月収を見てみると

20代 22.3万円/月
30代 26.8万円/月
40代 38.2万円/月

という具合で、年齢によって上がっていくようです。

しゅんせつ工事といっても、幅がとても広いので、技術を持っているかどうかで、年収は大きく変わりそうです。

会社員であれば資格を持っているかどうかで、収入が大きく変わるでしょう。

しゅんせつ工事業の一人親方が取得すると有利な資格

しゅんせつ工事業の一人親方が取得すると有利な資格は4つ。

  • コンクリート関係資格
  • 車両関係資格
  • 水産土木技術士
  • 土木工事施工管理技士

などがありますが、施工管理技士は一定以上の請負金額において必要な資格ですので、まずはコンクリート関係の資格や車両や玉掛けなどの資格から取得して、その後に比較的大きな工事を担当するのであれば、他の資格もとるようにしましょう。

コンクリート関係資格

コンクリート関係資格とは、コンクリートを打つ際に重宝される資格のことで、

  • コンクリート技士
  • プレストコンクリート技士

などの資格が存在します。

コンクリート技士とは、コンクリートの製造や施工に関する技術者の資格です。コンクリートの製造・施工・配合設計や試験・検査・管理などができます。

河川工事ではコンクリートの使用する機会が多いので、この資格を所有していると重宝されます。

さらにコンクリート主任技士という資格もあって、コンクリート技士の技術に加えて、研究や指導なども行える資格です。

プレストコンクリート技士とは、プレストコンクリートの計画,設計,施工および管理に十分な専門的知識と経験を証明する資格で、プレストコンクリートの実務経験が5年以上ないと受験資格がありません。

車両関係資格

次に車両関係資格を紹介します。

河川工事は土木工事の一貫です。といっても、人力で行うような工事は少なく、ほとんどがブルドーザーやパワーショベルなどの車両を使って、工事を行います。

資格名は「小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転特別教育」といい、約13時間の講習だけで資格が与えられるので、河川工事で生きていくには取得しておいて損はない資格です。

水産土木技術士

技術士国家資格のうちの人である水産土木技術士。

1級に合格すれば、技術士登録が認められます。

筆記試験と口頭試験が行われます。

この資格は、下でも紹介する土木工事施工管理技士と同じく、建設業許可をとるために必要な資格であり、この資格を持っているかどうかで大きく年収は変わります。

一次試験と二次試験が存在し、一次試験は誰でも受験資格がありますが、二次試験は一次試験合格者かもしくは施工管理技士などの資格保有者のみ受験資格があります。

土木工事施工管理技士

土木施工管理技士は、一定の規模以上の工事を受けるための、建設業許可を取るために必要な資格です。

工事を行うには専任技術者も必要ですので、元請などで大きくしていくには必ず必要な資格です。

国家資格でかつ、1級については長い実務経験が必要で、さらに合格率は20%。とても難関の資格であり建設業界で重宝されます。

年収への影響も大きく、キャリアを形成する上で重要な資格と言えます。

1級土木工事施工管理技士の受験資格

  • 1年以上の指導監督的実務経験年数
    • 大学の指定学科を卒業後、3年以上の実務経験
    • 大学の指定学科以外を卒業後、4年6か月以上の実務経験
    • 短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科を卒業後、5年以上の実務経験
    • 短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科以外を卒業後、7年6か月以上の実務経験
    • 高等学校の指定学科を卒業後、10年以上の実務経験
    • 高等学校の指定学科以外を卒業後、11年6か月以上の実務経験
    • 上記以外の者は15年以上の実務経験
    • 2級土木施工管理技術検定合格者で5年以上の者は合格後、5年以上の実務経験
    • 2級土木施工管理技術検定合格者で5年未満の者は高等学校の指定学科を卒業後、9年以上の実務経験
    • 2級土木施工管理技術検定合格者で5年未満の者は高等学校の指定学科以外を卒業後、10年6か月以上の実務経験
    • 2級土木施工管理技術検定合格者で5年未満の者はその他で14年以上の実務経験
  • 専任の主任技術者の実務経験が1年以上ある者
    • 2級土木施工管理技術検定合格者で合格後3年以上の者は合格後、1年以上の専任の主任技術者経験を含む3年以上の実務経験
    • 2級土木施工管理技術検定合格者で合格後3年未満の者は短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科以外を卒業後、7年以上の実務経験
    • 2級土木施工管理技術検定合格者で合格後3年未満の者は高等学校の指定学科を卒業後、7年以上の実務経験
    • 2級土木施工管理技術検定合格者で合格後3年未満の者は高等学校の指定学科以外を卒業後、8年6か月以上の実務経験
    • 2級土木施工管理技術検定合格者で合格後3年未満の者はその他で12年以上の実務経験
    • 上記以外の者は高等学校の指定学科を卒業後、8年以上の実務経験
    • 上記以外の者は高等学校の指定学科以外を卒業後、11年以上の実務経験
    • 上記以外の者はその他で13年以上の実務経験
2級土木工事施工管理技士の受験資格
  • 大学の指定学科を卒業後、1年以上の実務経験
  • 大学の指定学科以外を卒業後、1年6か月以上の実務経験
  • 短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科を卒業後、2年以上の実務経験
  • 短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科以外を卒業後、3年以上の実務経験
  • 高等学校の指定学科を卒業後、3年以上の実務経験
  • 高等学校の指定学科以外を卒業後、4年6か月以上の実務経験
  • その他の者は8年以上の実務経験
  • 技術検定合格者は4年以上の実務経験

http://www.jctc.jp/より引用し抜粋

しゅんせつ工事

しゅんせつ工事業で一人親方として働くメリット

しゅんせつ工事のメリットは、なくならない仕事であること。

飛行機などが発達した今でも、運送業の要は港です。なぜなら飛行機では運べないものもありますし、さらに輸送コストが高い。

ですから航路を作るしゅんせつ工事は、私達が生きている間に衰退することはなさそうです。

そして海底は常に変わっていて定期的なメンテナンスが必要ですし、間違いなくこの先も仕事は存在し続けることがメリットです。

しゅんせつ工事業のデメリット

河川工事のデメリットは、一人親方になりにくいこと、そして一人親方になっても元請けにはなりにくいところでしょう。

大抵の港には大きなしゅんせつ工事業の会社がすでにはいっており、これから独立することも難しいといえます。

そのうちの職人の一人として、働くことはあっても、特別元請けにこれからなることは不可能に近い。なんといっても設備投資額がいっぱいレベルではありませんので、元請けになるというのであれば他の業種を探したほうがよさそうです。

しゅんせつ工事業の労災事故例

しゅんせつ工事業の労災事故事例についても紹介させていただきます。

浚渫船のタンク点検中に酸素欠乏症となる

被災者らは、通常どおり前日の午後10時より開始した作業が午前4時30分頃に終了したので、工事部長Aが曳船の船長として浚渫船を繋留地に接岸したが、浚渫作業中に浚渫船が2度ほど右に傾いていたので、傾きの原因を見つけるために手分けして浚渫船各部の点検に取りかかった。

工事部長Aは、配下の作業者Bを引き連れ、まず機関室右舵の後方のマンホールを開けて見たが、傾きの原因がこのタンクではないことが判明した。

別のタンクを調べることにしたが、そのタンクには水が入っていたので、まず、水中ポンプで水を排出することにした。しかし、水は深く傾斜がついているタンクの奥まで入っており、しかも傾斜部には鉄骨材の仕切りがあったため、ホースの先をうまく水面に付けることが困難であったので、タンクの中に入って水を汲み出すことになった。

Bがマンホールから中に入ったが、その直後に叫び声をあげて倒れたので、Aも作業者を助けようと中に入り作業者と同様タンク内で倒れた。

2人は救急隊員にタンク内から救助されたが、2人とも酸素欠乏症のため死亡した。

クレーン船を接岸中、係留ロープに激突された

この工事は、港の航路浚渫(しゅんせつ)を行う工事であり、幅200mの航路を300mに拡張するもので、浚渫(しゅんせつ)区間は延900mであった。

災害発生当日、作業は、港から沖合約8.5km先に位置する島に設置してある移動式クレーン2台をクレーン船に乗せることであった。

クレーン船に乗っていた作業員が、クレーン船に積まれていた小型船を海上に降ろし、アンカーロープを持って、島の桟橋左岸側の岩場近くまで移動して来た。

その小型船がくるのを見ていた被災者AとBは、岩場に打ち込まれたアンカー(くさび)に取り付けられている係留ロープとつなぐ作業の手伝いをしようと思い、2人は、島の桟橋から左岸側の岩場に降りて行った。

被災者2人は、小型船上の作業員からアンカーロープ(直径45mm)を受け取り、これに係留ロープ(直径22mm)をシャックルでつないだ。その直後、2人が桟橋の方に戻ろうとしたとき、2人の背後から係留ロープが飛んできて2人に激突した。

しゅんせつ工事業の一人親方のまとめ

しゅんせつ工事業の年収は建設業の中では少し高め、しかも仕事量は安定していて不況に強い業種と言えます。

しかし、しゅんせつ工事は一人親方が元請になることはなく、資格なども必要とされています。

ですから元請けになれないので一人親方として年収は上げにくい業種と言えるでしょう。

埼玉労災一人親方部会

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