船舶工事業の一人親方労災保険 そして年収や仕事内容は!?

造船工事

船舶工事業の一人親方労災保険は埼玉労災におまかせください。多数の造船工事の一人親方様に労災保険のご加入を戴いています。

造船工事なのですが、一人親方労災保険に入れますか?とお問い合わせを戴くことがあります。造船と言っても内容は管工事、電気工事、内装仕上げ工事、鋼構造物工事、機械器具設置工事等となんら変わりなく、船以外に建築物でも作業する方であれば一人親方労災保険に加入できます。

船舶金工事業は一人親方にとって、どんな仕事なのか、その年収と年収アップ方法は?そして船舶工事業の一人親方にとってのメリットやデメリットはどんなものがあるでしょうか?

船舶工事業の一人親方ってどんな仕事?

船舶工事というと、読んで文字通り船舶いわゆる船を作る仕事のこと。しかし船舶は建設物ではありません。

船舶に基礎工事はありませんし、水道を引き込むこともありません。ではなぜ建設業のうちのひとつなのでしょうか。

なぜかというと、船舶にも内装があり構造があり、その中には水道やトイレやお風呂などが設置されることもあるし、ガスを使った調理器具が設置されることもあります。

要するに外装や構造としては船舶なんですが、建設業の要素がたくさん含まれているんですね。

ただし建設業許可の分類にも分けれらているのですが、実際には船舶の内装の仕事を受けるのに船舶工事業の許可は必要ありません。

なぜなら船舶を作るのは造船業で、その外壁などの一部の仕事をうけることはあると思うのですが、船舶を一式まとめて工事を請け負うことは建設業ではなく造船業になってしまうからなんですね。

要するに船舶港事業の建設業許可は必要ないということになります。

ただ仕事を受ける上で、建設業許可を必須にしている会社も多いので法律上は必要なくても、建設業許可をもらって経営をすることになる可能性は十分にありえます。

そして船舶工事の中で、建設工事を請け負っても、建設業の工事経歴にはなりませんし、実務経験年数にも含まれませんのでお気をつけください。

船舶工事業のしごとの種類

船舶工事といっても、建設業において船を作ることはなく、内装の工事ですね。

そして設備工事も存在します。

具体的にあげると代表的なものは以下の通り。

  • 内装工事
  • 給排水衛生設備
  • 空調設備
  • 解体

このような仕事を受けることになるでしょう。

ただしすべて受けるというよりは一人親方として、その一部を専門的に受けることになります。

船舶工事業の年収は?

船舶工事業の平均年収は432万円。

建設業全体の平均と高めで、日本人の平均年収と同程度です。

あくまでも平均年収です。どんな工事を行えるかや地域によっても年収は変わるでしょう。

年齢による、会社にお勤めの平均月収を見てみると

  • 20代 22.6万円/月
  • 30代 33.7万円/月
  • 40代 43.6万円/月

という具合で、20代でも他の建設業に比べると高く、年齢によって月収はあがっていく傾向です。

ひとえに船舶工事といっても、業種によって年収は大きく変わるようです。

船舶工事業の一人親方が取得すると有利な資格

船舶工事業における一人親方が取得するのは

  • 施工技能士資格
  • 施工管理技士の資格

の大きく分けて2種類があります。

施工技能士資格

1つ目が施工技能士の資格です。

施工技能士とはあらゆる分野の施工の技能を担保できていることを証明する資格のことです。

たとえば

  • とび技能士
  • 鉄工技能士
  • 塗装技能士
  • 内装仕上げ施工技能士
  • 内燃機関組み立て技能士

この資格がなくても船舶港事業の仕事を行うことは可能です。あくまでも技能を証明するための資格。

ただ技能士資格はキャリアアップシステムによって監理されている資格なので、取得しておくかどうかで仕事量は大きく変わるでしょう。

キャリアアップシステムによって、資格や経験が見られるようになりますので、仕事がもらえなくなる未来がくると予想されます。

一人親方にとって建設業キャリアアップシステム登録が必要な理由とは

建設業施工管理技士

施工管理技士の資格は建設業の許可をとったり、大きい仕事(工事費用が1000万円以上)を請けるためには必要な資格です。

一人親方としては必ず必要なものではありませんが、独占資格ですので潰しが効きますし、会社に所属するにも有利。

さらに会社を大きくして企業として運営していくにも必要な資格。

年収にも大きく関わってくる資格と言えるでしょう。

船舶工事の場合は建設業許可のために、建築工事施工管理技士を取得することになります。

1級と2級があり、試験内容も違いますが注意すべきは受験資格で、特に1級はかなりの実務経験が必要になります。

http://www.fcip-shiken.jp/den1/

にも書いているのですが、非常にわかりにくいため、わかりやすくまとめました。

  • 指導監督的実務経験を1年以上含んでいる場合
    • 大学の指定学科を卒業して3年以上の実務経験、
    • 大学の指定学科以外を卒業して4年6か月以上の実務経験
    • 短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科を卒業して5年以上の実務経験、
    • 短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科以外を卒業して7年6か月以上の実務経験
    • 高等学校の指定学科を卒業して10年以上の実務経験
    • 高等学校の指定学科以外を卒業して11年6か月以上の実務経験
    • 上記学歴によらない場合は15年以上の実務経験
    • 二級建築士試験合格者で合格後、5年以上の実務経験
    • 2級建築施工管理技術検定合格者で合格後、5年以上の実務経験
    • 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者で短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科以外を卒業して9年以上の実務経験
    • 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者で高等学校の指定学科を卒業して9年以上の実務経験
    • 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者で高等学校の指定学科以外を卒業して10年6か月以上の実務経験
    • その他の者は14年以上の実務経験
  • 専任の主任技術者を1年以上含んでいる場合
    • 高等学校の指定学科を卒業し、8年以上の実務経験
    • 高等学校の指定学科以外を卒業し、9年6か月以上の実務経験
    • その他の者は13年以上の実務経験
    • 2級建築施工管理技術検定の合格者で合格後、3年以上の実務経験
    • 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者で短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科を卒業して、7年以上の実務経験
    • 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者で高等学校の指定学科を卒業して、7年以上の実務経験
    • 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者で高等学校の指定学科以外を卒業して、8年6か月以上の実務経験
    • 2級建築施工管理技術検定合格証明書交付後5年未満の者でその他の者は12年以上の実務経験

・2級建築施工管理技士の受験資格

    • 大学の指定学科を卒業し、1年以上の実務経験
    • 大学の指定学科以外を卒業し、1年6か月以上の実務経験
    • 短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科を卒業し、2年以上の実務経験
    • 短期大学、高等専門学校(5年制)の指定学科以外を卒業し、3年以上の実務経験
    • 高等学校の指定学科を卒業し、3年以上の実務経験
    • 高等学校の指定学科以外を卒業し、4年6か月以上の実務経験
    • その他の者は8年以上の実務経験
    • 職業能力開発促進法による技能検定に合格した者

1級と2級ともに学歴によって必要な実務経験が異なります。しかし学歴がなくとも、実務経験さえあれば取得できる資格です。

2級をとったあと、実務経験も積んでやっと1級を受験できますが、合格率は20%を切る難関資格であり、新しい資格ですので資格保有者も少ない。そして取得には条件も難しい。

ですから取得すれば、かなり有利になる資格と言えます。

造船工事

船舶工事業で一人親方として働くメリット

船舶工事業のメリットは、特殊な業界なので、新規参入が少ないため競争が少ないことです。

同じ内装でも船舶と建物では勝手が違いますし、水道や配管などでもまったく仕事内容が異なります。

ですから建設業の方が来てもイチから覚えなければいけない仕事も多く、競争は少ないといえます。

船舶工事業のデメリット

デメリットは建設業の履歴にのらないこと。

たとえば実務経験も建設業の中には入りませんし、会社としても工事経歴に該当しない工事になります。

キャリアアップシステムにも経歴として載りません。

ですから船舶工事で経験を積んでも、スキルは増えますが書類上は建設業としての経験は詰めないことになります。

船舶工事業の労災事故事例

最後に船舶工事業の事故事例を共有させていただきます。

建造中の貨物船に取付けた作業用ゴンドラで上昇中、作業床の片方がつり下げフックから外れて墜落

この災害は、建造中の貨物船に取り付けた作業用ゴンドラで上昇中、作業床の片方がつり下げフックから外れて作業者が墜落し、死亡したものである。

被災者は、ペンダントスイッチを操作し、10m程上昇した。その時、ゴンドラの作業床の片方がつり下げ用フックから外れ約55度傾いた。そのあおりで被災者は作業床から投げ出され、地上へ墜落した。被災者は安全帯を着用しておらず、また、保護帽を着用していたものの顎紐は締めていなかったものである。鋼板置場に立てかけて置かれた鋼板が倒れ、作業者がはさまれ死亡

被災者は、必要な2枚の補強部材を作成した後、次の仕事で使用する部材を作成しておこうとして、鋼材置場に行き、鋼板の倒れ止めのチェーンを外して使用する鋼板を選別していたとき、被災者に鋼板が倒れかかり、被災者はシャーの側面との間に胸部をはさまれた。

工場内を巡回中の事業者がこれを見つけて、直ちに救出したが胸部圧迫による損傷により被災者は死亡したものである。

船内でガス溶断中、ウレタンフォームに引火

火災が起こったのは、ドック入りした150トンの船舶の船室を拡張する工事中であった。この工事は、4人居住用の船室の船首側の仕切り壁を取り除き、部屋の長さを1m広げ、2段ベッドを新たに取り付けて6人用の船室にするというものであった。

その切断個所は、船の右舷側の床部分で船の補強板と重なっている部分であり、すぐ脇に部屋の側壁としてベニヤ板が設けられており、このベニヤ板の裏側の船体鋼板には3~5cm厚さの断熱材ウレタンフォームが吹きつけられていた。

Aがガス切断機を船内に持ち込み、溶断をしていたところ、火花がウレタンフォームに燃え移り、部屋全体に燃え広がり、Aは逃げ遅れて死亡した。

船舶工事業の一人親方のまとめ

船舶工事業は、書類上は建設業の経歴としてカウントされず、造船業としての扱いを受けます。

ですからどうしても、建設業との境目ができてしまいます。

ですから最初から船舶工事だけに携わると仕事の枠が決まってしまうので、建設業と船舶業の両方にたずさわれるようなキャリアが理想です。

埼玉労災一人親方部会

 

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