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溶接工の仕事とは、高層建築物などに使われる鉄骨造を建築する場合の、構造を作っていく仕事です。
具体的には構造物、言い方を変えれば柱を溶接でアーク溶接などで繋いでいく作業。
とても技術を要する仕事であり、難関資格も必要です。
アーク溶接やJISの溶接技能者やAW検定などがあります。
現在オリンピックや大阪万博、そしてカジノなどのIR施設、高層マンションの建設はそのほとんどが鉄骨造です。
現在はすでに完成していますが、スカイツリーの構造も溶接工の溶接によって作られています。
さらに大型の建物の建設の鉄骨の他にも、鉄筋コンクリート造の鉄筋の溶接にも必要です。
このようにこれから先の未来でも溶接工は必ず需要は無くなりません。
しかも溶接工は資格をとるのも難しいので、建設現場ではいつでも不足しており、需要が高いため建設業の中でも年収がとても高い職種です。
ただし溶接工はメリットばかりではありません。
溶接の資格を取るのは、簡単ではありません。資格をとってもそのさきにもずっと技術の鍛錬が必要です。
逆に言えばやりがいのある仕事です。
そして夏でも防護服をきているので、とても暑い中で作業の必要があります。
溶接工の資格制度 溶接技能者とは?
溶接工には資格がたくさんあります。
たくさんあるうちのどれか1つをとっておけばいいというものではなく、溶接技術の鍛錬とともに順を追って、難しい技術の資格に挑戦していくことになります。
まずは
- アーク溶接作業者資格
- ガス溶接作業者資格
この2つの資格をとることは、溶接工として当然のことであり入り口となります。その後にJIS溶接技術者資格を取得する。この資格は種類が分かれており
- TN-F
- TN-P
- N-2F
- T-1F,P
- N-2V,P
というように、技術によって細かく資格が分かれている。
ここまでが溶接工として働くために必要な資格です。溶接工になるだけであれば、最初に紹介した溶接作業者資格の2つを取得し、その後3年ほどかけて、JISなどで必要な溶接技術者資格を取得していくといいでしょう。
この溶接技術者資格の他にも
- ガス溶接作業主任者
- 溶接管理技術者
- 溶接作業指導者
- アルミニウム溶接技能者
- ボイラー溶接士
- PC工法溶接技能者
といった資格もあり、溶接工としてある程度キャリアを積んだのちのキャリアの方向性によって資格を追加していく必要があります。
溶接資格の取得方法
では資格はどうやって取得するのでしょうか。
まずはアーク溶接作業者資格と、ガス溶接作業者資格の取得方法です。
この2つの資格の取得は、各都道府県の溶接協会が主催する2日間の講義を受講するだけで取得ができます。受講料はおおよそ1万円程度です。試験も特にありません。
少しの実務経験も必要なのですが、企業で働いていればいいのですが、無職の場合はこれも難しい。ですがこれはハローワークが行う職業訓練を活用することでクリアできます。
次に溶接技能者資格の取得方法ですが、日本溶接協会による技術試験と学科試験をクリアする必要があります。
この作業者資格のように講義などはなく試験であり、テストに合格すれば資格がもらえます。普段会社で先輩に教わりながら練習をしたり、休みの日にすすんで学習をして学科試験に備えなければなりません。
試験を受ける方法は日本溶接協会が各地で毎月のように行なっていますので、自分の都合のよい日程で申し込みをして取得していきましょう。
必要の資格をとっていれば、その技術を証明ができますし、仕事も任せられるようになります。そして資格に対して高額な手当が出る会社もあるでしょう。
溶接工の年収は!?他の建設業と比較検証!
溶接工の年収について触れてみます。
年齢ごとの年収をみてみましょう。
20~24歳 |
265.6万円 |
25-29歳 |
280.9~330.9万円 |
30~34歳 |
263.5~363.5万円 |
35~39歳 |
310.7~414.7万円 |
40~44歳 |
345.0~466.0万円 |
45~49歳 |
399.9~521.9万円 |
50~54歳 |
449.2~559.2万円 |
55~59歳 |
444.5~554.5万円 |
60~65歳 |
277.5~554.5万円 |
このように年功序列や労働組合などとのベースアップによって、年齢ごとに年収が上がっていきます。
ただしこの年収はあくまでも平均値であって、資格が多ければもっと高い年収も可能です。
そして大企業の方が年収が高く、当然のように学歴によって年収の差があります。
最終学歴 |
年収(50~54歳) |
大卒 |
699.0万円 |
短大卒 |
525.6万円 |
高卒 |
447.4万円 |
この学歴による年収の差は、企業による年収の差と見てもいいでしょう。新卒時に入社する企業によって年収の差が生まれるのは想像に容易いです。
ですから企業に属する溶接工の場合は大企業で働くことが年収をあげる大きな要素になります。ただ学生も卒業していてすでに働いている場合は、今から大学に入り直すのは現実的ではないので、必要な資格をたくさん取得して大企業に転職すると年収をあげられます。
そして資格をたくさん持っているのならば、その資格に対して手当がたくさんでるような企業に転職をするといいでしょう。
ただし一人親方として考えるのであれば、企業による年収の差や学歴による差を考える必要はありません。一人親方として仕事をいただくときに学歴が関係ありません。
技術や人脈でもらえる仕事の単価や仕事量が決まります。
一人親方であれば年収が1000万円を超えるのも可能な職種です。たくさんの必要な技術を取得し、信頼を得ることで年収を増やしていきましょう。
溶接工の求人情報や待遇
溶接工として手に職をつければ、一人親方で仕事がなくなって路頭に迷ったとしても、いつでも企業で就職することもできます。
求人サイトのindeedを見てみれば、現時点での溶接工の募集は400件程度、正社員で月収30万円(ボーナス有り)の求人や日給月給で日当が15000円の求人などもたくさんあります。
月収30万円は贅沢できるような収入ではないかもしれませんが、生活レベルを下げれば家族を養うことぐらいはできます。
溶接工としての技術があれば、一人親方仕事がなくなったとしてもいつでも勤め人として戻れる需要はあります。
溶接工の一人親方 まとめ
一人親方の溶接工は建設業界でもとても需要が大きい職種です。
現在だけでなく、東京オリンピックや大阪万博などの影響で、これから先も溶接工は足りていない状況が続きます。
その後もIR施設(カジノ)やインフラの老朽化などの需要もあり、ここから10年は仕事の多さに困っても、仕事がなくて困ることはないでしょう。
他の職種と比べて年収も高く、資格や専門にする分野によっては年収1000万円を超える人も多いです。
溶接工としてキャリアを積んでいけば、これからも安定して稼ぐことができます。
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