現在の施工単価には満足していますか?
相場なども考えると、都会では20000円程度。
地方では15000円程度が相場のようですが、少しでも単価は高くしたいものです
職種によって単価は変わる
まず単価を決める要因の一つが、職種です。
職種によって大きく変わるというデータがあって、参考資料として
という国土交通省が出している資料をもとにお話を進めていきます。
この資料では都道府県ごとに分けて、各職種ごとに分けたデータが掲載されています。
ただしこの数字は公共工事における単価なので、実際に下請けした際に出てくる金額とは相違する可能性は十分にあります
東京都の数字を抜粋して、いくつかあげていくと
- 溶接工・・・28,700円
- 防水工・・・28,400円
- 塗装工・・・26,800円
- 板金工・・・26,400円
- 左官工・・・26,200円
- 内装工・・・26,200円
- 鉄筋工・・・26,100円
- とび工・・・25,900円
- 石工・・・25,800円
- 型枠工・・・24,700円
- 鉄骨工・・・24,400円
- サッシ工・・・24,300円
- 大工・・・24,300円
- ブロック工・・・23,900円
- はつり工・・・23,800円
- 電工・・・23,700円
- ガラス工・・・23,600円
- 配管工・・・20,900円
- ダクト工・・・20,700円
1番高い溶接工に関しては28700円、そして安いダクト工に関しては20700円と8000円もの差があります。
このようにまず職人の単価は職種によって変わってきます。
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地域によって変わる
さらに地域によっても単価は変わります。
例えば、東京都で28700円の単価であった、溶接工でも1番安い島根県では19800円という金額になっており、9000円ほどの差が組まれています。
もちろん東京都の場合は人手も少なくなりますし、物価も高いので当たり前ではあるのですが、仕事受ける地域によって全く異なる単価になってしまうことは認識しておいた方がいいでしょう。
特に都会の職人さんが地方にいけば、安い単価に苦しむことになりますし、逆に地方の職人さんが都会の仕事を受ければ稼げる可能性はありますが、その際の見積もりはしっかりと単価を載せてもらう必要がありそうです。
単価を上げる方法
この他にも、単価を上げる方法というのは存在します。
それは
- 資格
- つながり
です。
まずは資格。
各専門分野ごとに資格をまずもておくこと。そうすれば資格を持っていなければ請けられない仕事も請けられるようになり単価もあがります。
そしてつながりがあって、少し難しい仕事を普段から請けてくれてたり、コミュニケーションをうまく取れる(少なくて済む)職人さんに対しては、お金を少し支払ってでも、優先的にお願いできるようにしたりします。
ここの値上げに関しては仕事ごとに、人工でいただく時の単価をすこしづつ値上げする交渉をしてみるのも一つの手です。
新しい客先を開拓する
いつもの付き合いの欠点はなかなか単価を上げづらいという点があります。
付き合いがあるので、単価上げさせてくださいというのは言いにくいのが人間です。
マッチングサイトを使う
単価を上げる方法のもう一つはマッチングサイトです。
職人と施主をつなげるためのマッチングサイトでは、施主から直接仕事請けられるようにしているため、中抜きがなく単価を上げやすいような仕組みになっています。
マッチングサイトに登録をして、そこで単価が安いものから初めて少しづつ評価をあげていく。
時間はかかりますが、サイト上にあなたの評価という溜めて行けるので、効率が悪くても数年かけて単価は大きく上げられるようになります。
なぜならそこでは単価の上下が普通であり、いつもの付き合いだと単価は上げづらいからですね。
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まとめ
職人の単価が決まるのは、職種と地域によってほぼほぼきまります。
そこから繋がりだったりとか評判によって少しづつ単価は上げていくことが可能。
もし身近な繋がりで単価をあげていくのが難しければ、マッチングサイトで評価を積み重ねていくのもありですね。
単価はある程度、国が決めたものを最低レベルにしながら、そこにどうやって自分の信用を積み上げていくかが問題です。
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